Denriche Asia DC 院長インタビュー

投稿日:2016年4月26日

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Denriche Asia Dental Clinic 院長 大塚久仁郎インタビュー

Denriche Asia Dental Clinic

大塚久二郎1980年 長野県生まれ、埼玉育ち
2007年 東京歯科大学卒業後東京歯科大学歯周病学講座に入局
関東近郊の歯科医院勤務
2014年 医療法人社団海星会へ勤務
同年10月よりカンボジア・首都プノンペンにある
Denriche Asia Dental Clinicに勤務

日本口腔インプラント学会会員
日本歯周病学会認定医

―カンボジアで働こうと思った動機を教えて下さい。

カンボジアで働く歯科医師30歳の時に35歳ぐらいまではしっかりと歯科の勉強をして40歳までに海外で歯科医師として働きたいと考えていました。
日本で働く魅力を感じられなかったのは、同じ治療、保険治療の限界や環境へのつまらなさを感じていました。
海外で働くという目標を作り、常に周りへ発信していました。
時には「えーっ」と言われることもありました。それより、海外で働くことに強い目標をもっておりました。自分へのプレッシャーを与え、色々な方に話していたところ大学の先輩である株式会社Denricheの代表、角先生からカンボジアの話を聞きました。
「カンボジアの歯科医院で働かないか?」とお誘いを受けました。
私は、すぐに「はい、カンボジアにいきます。」と返事をし、現在に至ります。

―カンボジアと日本の歯科の違いを教えてください。

カンボジアで働く歯科医師カンボジアには国としての保険治療が確立されておらず、歯科だけなく医療全体への取り組みがありません。今、開業している歯科医師の中には基礎知識に乏しい人が教えている状態も多いのが現状です。

ただ、若手歯科医師達は昔と違った教養をうけているので、考え方や知識の多さも変わってはきております。

―カンボジア及びカンボジア人の良いところ、悪いところを教えてください。

良いところは、素直なところだと思います。悪いところは、時にバレバレの嘘をつく、時間にルーズなことが悩みです。

―カンボジアの歯科大生と日本の歯科大生の違いは?

カンボジアの歯科大生は英語が話せるので、読める論文の量が違います。教科書は英語しかないので英語を覚えるしかありません。また、色々な国の方との交流も多いです。
ただ、臨床実習がほとんどないので、日本人と比べると経験値として低いと思います。

―ボランティア活動に参加をしていて感じることはなんですか。

カンボジアで働く歯科医師人が喜んでもらえることをボランティアでは直接実感できるので、幸福感を感じます。

彼らと実際に交流してみないとこの気持ちは理解できないです。彼らの笑顔を見ていると自分の仕事をより頑張ろうと思う糧になります。孤児院に訪問する事で自分達も子供の笑顔に助けられています。

“ボランティア”という言葉はあまり好きではないですね(笑)今後は呼び名を変えていきたいです。当クリニックのルーティンワークとして企業などともコラボ出来たらと思います。

―今後、カンボジアでどんなことをしていきたいですか。

カンボジアで働く歯科医師カンボジアの歯科における臨床教育のシステムを確立し、カンボジアにいる全ての人々に安全かつ安定した医療提供を行えるようにしていきたいと考えております。

ボランティアに頼らず、カンボジアにいる歯科医師がカンボジアにいる人を治療できるようにしたいと思っております。

―最後に

カンボジアで働く歯科医師カンボジアは日本では馴染みのない国の一つだと思います。しかし、日本にはない素晴らしいこと、魅力がたくさんカンボジアにあります。ぜひ、カンボジアにいらしてください。素敵な笑顔に会えますよ。

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